□東洋医学は何ができる?西洋医学との違い
鍼灸は東洋医学の考え方を使って治療しているのですが、東洋医学の考え方はあまりなじみが無いかもしれないので、簡単に紹介します。東洋医学と西洋医学どちらがいい悪いではないのですが、わかりやすくするために少し対比してお話します。
目次
未病治(みびょうち)
西洋医学だと、体調が悪くて病院に行っても検査で異常が無ければ、なかなか治療ができないことが多いと思います。ですが、東洋医学だとそのような病気になる前の状態、西洋医学で病気とされなかったり対応しにくい体調不良にアプローチできます。また、体調不良という自覚できる形で表れていなくても、問診や触診を通して病気になる前に異常を見つけて健康維持することができます。
同病異治(どうびょういち)
同じ症状でも、原因・体質が異なれば違う治療を行う、というもので、ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの治療ができます。
異病同治(いびょうどうち)
症状が違っていても、原因・体質が同じなら同じ治療法というものです。西洋医学では、たくさんの症状があると普通、それぞれの症状に薬がでる、というイメージですが、東洋医学では症状の根本が同じであればそれを治療することで、まとめていろんな症状を治す、という考え方をします。また、持病の都合や副作用が出やすいなどで薬があまり飲めない人にも使いやすくなっています。一般の方へは、○○の症状には△のツボ、というように症状とツボを対応させて説明することが多いですが、東洋医学で考えると、体質や全身状態を踏まえてツボを選び、全身状態を良くして、その結果症状が軽くなる(=症状とツボが1対1対応ではない)というのが実際のところになります。
心身一如(しんしんいちにょ)
こころとからだはつながっていて、関係しあっているという考え方です。気持ちが苦しい状態のときや辛いことがあったとき、身体も調子が悪くなったり、その逆に身体に不調があると精神的にイライラしたり落ち込んだりするというもので、普段の生活でも実感されることが多いと思います。こころの辛さをすべて解消するというわけではありませんが、身体を楽にすることで、気持ちも楽になりやすくなります。